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  • 日本のチーズ

    チーズ教室上級科第3回のテーマは 日本のチーズ特集

    日本にチーズが伝わったのは意外にも古く、6世紀に朝鮮半島の百済から。

    大和朝廷および貴族階級で薬として珍重されますが、やがて貴族社会が崩壊し

    武士が台頭する鎌倉時代にはすっかり姿を消してしまいます。

    庶民には手の届かないものだったこともあり文化として定着しなかったのです。

    本当の意味で日本における乳文化の幕開けは明治時代です。

    アメリカから技術者を招聘し北海道で本格的にチーズが製造されますが、

    日本人の嗜好に合い、また当時の冷蔵技術や流通の不備体制などを考えると

    保存性に優れたプロセスチーズが主流でした。

    和仁晧明先生著の「牧野のフロントランナー」によると

    1900年(明治33年)の日本人一人当たりのチーズ消費量は1g弱!

    それが100年後の2000年には なんと2000倍の2㎏強!!

    1964年の東京オリンピックや80年代から始まるワインブームの影響で

    チーズの消費量が飛躍的に増大し、1988年に初めてナチュラルチーズが

    プロセスチーズを上回ります。

    ナチュラルチーズを製造している工房は日本全国に200カ所以上あり、

    年々その品質は驚くべき進化を遂げています。

     

    1.さくら 北海道 協働学舎 2.アネペツ 北海道 横井牧場

    3.茶臼岳 栃木 今牧場 4.ミマキ 長野 チーズ工房ボスケソ

    5.ブルーチーズ 長野 アトリエドフロマージュ

    6.大里バジル 沖縄 チーズガイ工房

    7.甘乳蘇 宮崎 中西牧場

    琉球漆器に盛られた蘇は 貴族社会における権力の象徴であり、

    正月の宴に 天皇家から下賜された蘇を振る舞うことで

    権力を誇示したそうです。甘栗を添えるのは当時の貴族の

    グルメぶりが伺えます。

    山梨県勝沼 中央葡萄酒(株)のグレイス甲州2016

    近年の和食ブームに乗って日本産ワインも海外に進出していますが、

    グレイスワインはその先駆けになりました。

    日本在来種である甲州種はやはり 日本のチーズとよく合いますね。

    インゲンのサラダ・胡麻ドレッシング

    今が旬のインゲンの胡麻和えを洋風のサラダに仕立てました。

    旬の野菜は香りが際立っていて食欲をそそります。

    年々進化を遂げている日本のチーズたち。

    紹介しきれなかったチーズがまだまだあります。

    来年はどれをラインアップしようかしら、楽しみです(^^♪


  • スペインチーズ特集

    チーズ教室上級科第2回のテーマは スペインチーズ特集🎶

    チーズガイ工房のジョンさんから スペイン人のご友人のお土産にいただいた

    カナリア諸島の珍しいチーズも入れて8種類のラインアップ!

    見た目は地味なチーズばかりですが、滋味深く濃厚で

    乳種による味わいのちがいも明確で やっぱりスペインチーズは素晴らしい!

    特に今回のマンチェゴ・アルテサーノ12か月熟成が秀逸で

    マンチェゴの奥深さを再認識しました。

     カルチェッロ・ティント・フミーリャ2015

    ヨーロッパのデザインコンクールで受賞歴のあるフミーリャ出身のアーティストが

    手掛けたカッコいいラベルが印象的。

    ムルシアアルヴィーノに合わせたくてこのワインを選びましたが、

    どのチーズとも相性が良く、また、コストパフォーマンスに優れていて美味しくて言うこと無し💛

    作り手はボデガス・カルチェロ ウチナーンチュの私にとって 「ボデガス」は

    「ポッテカスー(アホ)」としか聞こえなくて いつも笑いが止まりません(^^♪

     スパニッシュサラダ

    たくさんのチーズを食べた後は たっぷりのサラダを召し上がれ

    ガルバンゾ、オリーブ、アンチョビなどスペイン食材を使いました。


  • 新世界のチーズ

    チーズ教室上級科最終回は 「新世界のチーズ」

    ワインでいう新世界とは、南北アメリカ、オセアニアはもとより南アフリカ、アジアなど広範囲にわたっています。
    チーズではワインほどはっきりした定義づけはありませんが、私の教室では、南北アメリカとオセアニアの地域を
    想定しています。

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    チーズ専門店はヨーロッパのチーズの扱いが主流で、新世界の珍しいチーズなどはなかなか入手困難です。
    この時期いつも送っていただいている世界チーズ商会から、アメリカ、ニュージーランドのチーズを取り寄せました。
    18世紀から始まったヨーロッパからの移民によって新大陸では母国のチーズの製造が始まりました。
    イギリスの移民によってチェダータイプが、イタリア系移民によってモッツアレラやパルメザンチーズなどが作られました。

    アメリカ:ロトラ、モントレージャック
    ニュージーランド:NZパルメザン
    オーストラリア:ブラックフォレスト・フルーツクリーム

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    そして、ギリシアのフェタ
    チーズがイタリア半島にもたらされるずっと前からギリシアではこのフェタが作られていました。
    羊乳、山羊乳の混乳です。塩水の中に浸かっています。まさにお豆腐のようですね。

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    チーズの歴史風・シーザーサラダ
    メソポタミアで発祥したチーズがギリシアを経てヨーロッパに伝わり、そのヨーロッパの移民によって世界中にチーズ製造が
    伝わったチーズの歴史を、シーザーサラダにギリシアのフェタを混ぜることで表現してみました(^^♪

    「チーズで巡る世界の旅」がコンセプトのチーズ上級科は来年度の生徒さんを募集中です。
    残りあと2席、チーズに興味のある方、ご連絡ください。